最後に1日分だけ残っていた青春18きっぷで、名古屋へ日帰り旅に出て来ました。
これまでは全部1人旅でしたが、今回はishさん、えて吉さん、だいこんさんといつものメンバーとご一緒させてもらう事に。
普段であれば、大阪から全員ボックス席に座って移動となるのですが、今回は新型コロナウイルスの感染確率を減らすために、各自がバラバラで出発して現地集合という形式になりました。
その集合場所になったのが、名古屋の鶴舞にある「うな富士」。ずっと前から気になっていた店で、2年前にはミシュランガイドのビブグルマンに掲載、名実ともに名古屋を代表する鰻屋で、名古屋に行くならと提案させていただきました。
平日でも開店から行列が出来るという話だったので恐々としてましたが、ishさんが11時から予約を取ってくれたので一安心。現地に着いてみると、まだ開店20分前だったのにishさんとえて吉さんは集合されていて、ほどなく店内に案内されました。
メニューには、うな丼、蒲焼き、白焼き、ひつまぶし、肝焼き、う巻きと一通りの品が勢揃い。皆電車で酒が飲めるので、満場一致で白焼きと日本酒を頼み、私は一番安いうなぎ丼をご飯少なめでオーダー。
その前に、まずはビールで乾杯。突き出しの枝豆が上質で、思わず感嘆の声が上がりましたね。
次に白焼きが登場。四角い器にはお湯が張ってあって、うなぎが冷めない工夫がされていました。もちろん、うなぎは臭みが一切無く、肉厚で香り高く外側パリッと中はフワフワ。
何より、関西風の地焼きなのに表面に焦げ目が一切付いていないのが凄いです。よほど上質な備長炭でじっくりと丁寧に焼かれているんでしょうなあ。
ここはもちろんお酒を追加。大きな徳利と、それぞれ別々の酒器が出て来るところが面白いです。
そしてうなぎ丼のお出まし。肝吸いじゃなくてはまぐりと生麩が入った吸い物が付いていましたが、さすが桑名が近所なだけに上質で、思わず焼きハマグリが食べたくなりました(笑)。
こちらも焦げ目は一切無く、肉厚で大きなうなぎの切り身がバサッバサッとかぶさってご飯が一切見えません。しかもご飯を掘ってみると中にまでうなぎが1切れ入っていてまた仰天。
いつもならうなぎを食べる時は、小さな切り身をチマチマかじりながら、主にタレの力でご飯を食べていたのに、ここまでご飯が足りなくなるとは嬉しい悲鳴になりましたよ。
ちょっと驚いたのがタレで、関西よりもさらにあっさりと上品でサラッとしています。毎年行ってる三重のうなぎはたまり醤油を使った重いタイプで、てっきり中京圏の名古屋も同じだと思っていたので、これは嬉しい誤算。
ishさんは肝入りのうな丼を頼まれていて、うな丼の上にさらに肝がてんこ盛りで笑っちゃいましたよ。おすそ分けで1つもらいましたが、こちらも苦味が無くて日本酒がまた進みますな~。
値段はうなぎ丼で3850円とゴージャスなお値段ですが、それだけのお金を出す価値のあるうなぎだと思います、どうもご馳走様!
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