毎年、冬になると福井のレストラン・トミーまでセイコガニのコロッケを食べに行き、自分でもシーズンになるとセイコガニを買いますが、ズワイガニについては大昔に両親からご馳走してもらって以来、完全にご無沙汰状態。
どうせ高い金を出すなら、現地で新鮮な本物のズワイガニが食べたかったので、いつものメンバーでカニの名産地である香住へカニ旅行の計画を立てることにしました。
とは言え、そんな金持ちではないので宿選びは安価な民宿オンリー、以前にえて吉さんが泊まったレポートを読んで良さそうだった「はまかぜ荘」に決定。プランは、オッサンの胃袋なので松葉カニを1杯半使った「松葉ガニちょうどいいコース」にしました。
途中で道の駅やそば屋とかに立ち寄ったりしながら、宿に到着したのは16時ぐらい。冬の日本海らしく、どんよりとした天気で雨も降り出して外出は出来ず。内風呂の温泉にじっくり浸かって、こたつのある部屋で食事の時間まで待機。
ようやく食事開始の6時になって1階の食堂に集まり、待望のカニ宴会がスタートです!
◇カニと魚介のお刺身
生のカニは当然新鮮そのもの、甘くて口の中で溶けていきます。甘エビとイカは最初は邪魔だなと思いましたが、こちらもネットリと旨くて思わず「バカにしてごめんなさい」とつぶやく美味。
◇焼きガニ
鍋焼きにされたカニは、アクがたっぷり外に出ているのですが、食べてみるとエグ味や癖が一切無くて純粋な旨味のみ。つーか、今まで自分が食べてきたカニって、何かしら味に癖があってそれがカニらしさだと思っていたのですが、それは間違いだったんですよ!
その旨味だけになった蟹の身が、どこかで食べた味に似ているなと思ったら、実は「ほぼカニ」だった事に気づいて二度愕然。いや、今まで「ほぼカニ」を食べて、もうちょっとカニっぽい風味が欲しいなと思っていたのですが、本当は逆だったんですね・・・ほぼカニの開発者の方、申し訳ありませんでした(笑)。
◇カニみそ
痛恨の写真忘れ・・・これも濃厚で全く生臭みは無し。思わず日本酒をグイッと行ったことは言うまでもありません。
◇セイコガニ
えて吉さんが二度目だったのでサービスで付けていただきました。これは自分的にはおなじみのお味。
◇カニのパスタ
濃厚なカニのソースがかかったパスタ。ソース自体も美味しいのですが、中に入っているカニ身の濃厚さにビックリ。
店の方に聞くと何と紅ズワイガニを使っているそうで、下手な海鮮弁当とかで良くあるロシア産冷凍紅ズワイガニとは全く次元が違いました。香住ガニと呼ばれる地元産紅ズワイガニらしく、このカニをメインにしたコースもあるようで、次回はこっちにしても良いかなと思ってしまいましたね。
◇カニちり鍋
焼きガニは濃厚すぎて、自分的には鍋で適度に味が抜けたこっちのカニのほうがしっくり来ましたね。野菜や豆腐もありましたが、カニだけで腹いっぱい状態で遠慮させていただきました。
◇かに雑炊(お鍋の後に)
◇香の物
カニ宴会を締める最後のクライマックス。言葉を失ってただ夢中でかき込むのみ。お新香も美味しかった。
調理は、お店の方がアジシオで仕上げていただいたのですが、できれば調味料抜きで食べたかったな~。次回来た時は醤油でお願いしてみようっと。
◇ミニデザート
もちろん自分はパス。他の皆さんも食べきれずに部屋に持って帰ってました。
食後はまた温泉に浸かってから酒盛りタイム。そして翌日にいただいた朝飯も大変豪華でした。
思わず朝からビールをプシュッとやってしまいましたよ(笑)。
味噌汁はセイコガニを使ったカニ汁で、良い出汁が出てましたな。
これだけ美味しい料理をたらふくいただき、酒も好きなだけ頼んでお値段は何と24,000円ポッキリ!
道の駅では松葉ガニ一杯で15,000円の値札が付いてますし、大阪で松葉ガニのコースなんて食べたら食事代だけで3万はしますからね。良い宿を紹介していただいて、えて吉さんには感謝です。
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