例年であれば開店時に整理券をくばり、だいたい午後ぐらいから駅弁が到着して配布が始まっていた、折尾駅東筑軒の「かしわめし」。
今年は新型コロナウイルスの三密対策のため、事前のWEB予約で申し込む形式になり、土曜日の午後に予約をして取りに行きました。
WEB予約をするとメールで案内が届き、決済もWEB上で済ませているので、現地では専用窓口でメールを見せて駅弁と交換するだけ、非常にスムーズです。
新型コロナウイルスの感染が収まっても、この形式でいいんじゃないですかね?
もう何度食べたか分からないぐらいにお気に入りの名作駅弁。
歳を取るに連れて、鶏そぼろの甘さがキツくなりつつありますが、単なるひき肉ではない、鶏の歯ごたえと旨味が活きたほぐし肉と、鶏のスープで炊いたご飯のコンビネーションは絶妙です。
また、弁当箱が経木で作られているので、程よく水分が抜けて木の香りがご飯に移り、美味しさを一段階押し上げています。
もう1つ、具が豪華になった大名道中駕籠という駅弁があり、それにもかしわめしは入っているのですが、そちらは紙の箱なので、経木に入ったかしわめしと味が違うんですよね。
漬物もコストの高い奈良漬けが入ってますし、リアルタイムで材料をケチって行くコンビニ弁当とは一線を画する、絶対にクォリティだけは落とさないという矜持を感じます。
いや~、今年も旨かった。この美味しさとボリュームで713円は、万事値上がりしている駅弁界隈にあって圧倒的なコストパフォーマンス。今年も堪能させていただきました、どうもご馳走様!
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